新年明けましておめでとうございます。
旧年中は患者の皆様、医療連携機関、関係各所の皆様のおかげを持ちまして当院にとって大きく飛躍した年となりました。
本年も価値ある医療機関であるためには私たちに何ができるかを追求して参りたいと考えております。
引き続きの御指導ご鞭撻を賜れれば幸いです。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
腎研クリニックとそのグループは「より健康になるには何が必要か」をテーマに、様々な活動に取り組んでいます。
医療部門では血管活性化治療をより深く研究し、脳梗塞を起こす前の未病状態での治療、脳梗塞を起こし後遺症に苦しむ患者の皆様への治療、この2つの治療をより効果が上がるよう血管活性化繋がる研究を重ね、新たな治療方法や医療技術の更なる向上を目指しています。
様々な医療機関や医師にご協力いただき、効率的、効果的な連携を図り研究を行える体制を整備し研究を進めてまいります。
また、日本の透析治療の生みの親で当院の創設の師でもある大島 研三(おおしま けんぞう)先生の意思を受け継いだ研究も行っています。
40年以上前に「腎臓を治療し腎機能を回復することで透析治療を終わらせることができるそんな治療を可能にしたい」と医療の発展に尽力されておりました。
私たちはその意志を受け継ぎ今は不可能と言われていることを可能にできるよう取り組んでいます。
一度透析治療を始めると腎臓移植する以外に透析治療を終える道は無く、これが今の医学の限界です。
当院では血管活性化治療を活用し、血流を改善することにより腎機能を回復する治療方法を確立することを目指しています。
死んでしまった糸球体が生き返ることはありませんが、弱っている糸球体の持つポテンシャルを発揮することができれば、腎機能の回復につながる可能性があります。
血流を良くすることでどの様に糸球体の働きを活性化し、死んでしまった組織を補完する機能をもたせることができるか。
私たちは今年もチャレンジし続けてまいります。