沿革

その生い立ち
「高田馬場 腎研クリニック」
顧問 大島研三

戦後の日本、それは永久に戦争を放棄し、平和で、心豊かな国土を作るという理解に向かって歩き出したことは、皆さんよくご存知のことです。

透析療法も又その一環として出発しました。
思い出の多いのは、腎研クリニックという名称で、その頃すでに、診療所名に、臓器の名前を禁止されていたにも拘わらず、腎という名称を使うことが許されたことです。

もともと大島は、国立腎センターを作りたく、八方努力していましたが、国立循環器病センターが出来る事になって、当分は国立のセンターは作れないとの勧めに従い、当腎センターを作ることになりました。

臓器名を診療所名に使うことは、禁止されていましたが当クリニックの設立のいきさつに基づいて、特例として許可になりました。

もうひとつの特徴は、当クリニックはサテライトセンターとして企画されたもので、
特に日大病院のサテライトとして今日も密接な関係のもとに運営されていることです。

もうひとつの思い出は、確か設立20周年記念のとき統計を取ったのですが、その結果当クリニックの患者さんの平均余命は、国民全体の余命を上回ることでした。

つまりそれは、当クリニックの透析患者さんは、一般国民よりも長生きするという喜ばしい結果でした。
すべての職員と患者さん一致して、益々の成果を、期待する次第です。

設備機器

X線検査

ほんの僅かなX線で透過像を撮影することにより、骨・心臓・肺などを撮影し、病変部位の形状・大きさなどを検査する。
超音波検査 体表面の検査部位に画像を取り出すための超音波を発するプローブを押し当て、心臓・肝臓・脾臓・腎臓・胆嚢・甲状腺・膀胱などの臓器を多方向から観察し疾患の有無を検査する。(検査時間15分)

自動血球計数装置

Na・K測定機 血液中の赤血球数、白血球数、血色素量、赤血球容積、Na・Kを調べる検査です。

Form

動脈硬化を調べる検査で、四肢に血圧測定用のカフを巻き、両腕の心電図電極と胸部の心音マイクにより、血圧、心電図、心音を測定し、血管の硬さや閉塞状態をみる検査です。(検査時間5分)

In Body

電極の付いた体重計にのることにより、体重、体脂肪、体脂肪量、筋肉量、骨量、体水分量及び分布を測定し、水分、たんぱく質、脂肪、骨などの体成分のバランスを調べる検査です。(検査時間3分)

施設概要

透析室 25床(個室1床)
機械室 多人数用透析液供給装置、逆浸透水処理装置、酸素中央供給装置
消毒室 高圧滅菌装置、超音波洗浄装置、医用乾燥機、煮沸消毒器
超音波検査室 腹部、心臓、頚部
心電図検査室 心電計、心電図モニター、24時間心電計
検査室 Form動脈硬化検査、自動血球計数装置、Na,K 測定機 In Body体脂肪等の検査

私たちのこだわり

Ⅰ水質管理

当クリニックでは「透析液清浄化ガイドライン」に基づき水質管理を行っています。

一回の血液透析中に数百リットルの透析液が血液中に出入りするため、透析液の汚染は重大な問題となります。

そのため、臨床工学技士が定期的に透析液清浄化のチェックを行っております。

透析をお受けになる患者様が安全で快適な生活をお送りいただけるよう細心の注意を払い、透析液の清浄化に取り組んでいます。

 

Ⅱ栄養指導

当院では透析を受けられている患者様へ栄養指導を行っています。
腎臓には多くの機能があり、24時間毎日はたらいていますが、血液透析では腎臓の機能のすべてをまかなうことはできないのが現状です。

腎機能に負担をかけないためにも、食事による栄養管理が必要となります。医師の指示の下、管理栄養士が患者様のベッドサイドに訪問し、栄養摂取状況の聞き取りを行っております。

透析を受けられる患者の中には、食事量や塩分摂取が多い方、食事制限を意識するあまり低栄養になっていないか等をチェックしています。

栄養指導では患者様のライフスタイルに合わせた指導を心がけております。栄養指導では他にも、生活習慣病(糖尿病・脂質異常症・高血圧症など)を抱えた患者様にも外来で個別の栄養指導を行っています。

生活習慣病は放置する時間が長くなるほど重篤な合併症に罹患する割合が高まります。改善には減量を含めた食生活の見直しが必要です。

極端な食事制限や自己流の食事を行なっている方々には必要な情報を提供しながら3食を均等にバランスの良い食事の摂り方をわかりやすく丁寧に教えています。